M1758●江戸和本●岡持家集我おもしろ[我おもしろ・我面白] 販売済み

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岡持家集我おもしろ[我おもしろ・我面白]【判型】半紙本2巻2冊。縦224粍。【作者】手柄岡持(テガラノオカモチ、朋誠堂喜三二1世・平沢平格ヒラタダ・平沢常富・金錦佐恵流キンキンサエル・浅黄裏成アサギノウラナリ)作。平沢太寄編。【年代等】寛政元年9月自序。文化11年8月、大田南畝(蜀山人)序。文政2年夏、平沢太奇序・刊。[江戸]和泉屋金右衛門板。【備考】分類「狂歌」。狂歌・狂詩・狂文。蜀山人序は文化11年8月、自序は実は寛政元年の岡持の文で、これに補足した太寄の文に文政2年夏とある。岡持の狂歌・狂詩・狂文を、没後に子息太寄が編したもの。上巻の狂歌は岡持自身が集めたというが、漏れたものもあり字句の変わったものもある。春・夏・秋・冬・離別・羇旅・哀傷・懐旧・述懐・慶賀・恋・雑・物名・神祇に分かち、さすが黄表紙作者だけあって趣向の奇抜さとおかしみが特色となっている。下巻は長歌・狂詩・仮名の詩・狂文より成る。長歌は同じ歳の加藤千蔭と詠み交わしたものが多く、寛々と長いのが特徴である。狂詩は天明年中に作り韓長齢と号したが、ここには舞妓を含む70余歳の作があり、「青楼十二時歌」は吉原の詩1首に狂歌1首を添える。狂文42編は、四方赤良(大田南畝)・宿屋飯盛(石川雅望)に次ぐ量で、やはり多彩な趣向と息の長い行文に独特の味があり、一流の狂文家というべきであろう(「日本古典文学大辞典」参照)。★原装・題簽付・状態良好。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、35,640円】。

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